フリーランスが楽しい理由、向いている人向いていない人

フリーランスはなぜ楽しい? Work Life

これを書いている今、私がフリーランスになって1年半が経過しました。

フリーランスというのは、どの会社にも属することなく、自由に働く人のことですが、そもそもフリーランスって楽しいのでしょうか?

自由で、楽しいイメージを持っている人もいると思います。もちろん、稼げないんじゃないかとか、不安に感じる人もいるはずです。

ちなみに私は、会社員をしていた頃と比べると、とっても楽しい生活を送っていますよ!

フリーランスとして1年以上働いてみた今、フリーランスって何が楽しいのか、経験からお話してみたいと思います。

また、アルバイト、会社員、経営者、フリーランスと、どの立場も経験した私から見る、フリーランスに向いている人、向いていない人もお話できたらなと思います!

これからフリーランスになりたい人、なってみたい人、迷っている人。いろんな方の参考になれば嬉しいです。

フリーランスの楽しさとは何か

フリーランスの楽しさイメージ

私が思うフリーランスの本当の楽しさは、自分で選択しながら働くことができること、だと思っています。

フリーランスは、働き方において、何かの成約に縛られることはありません。働く時間も、場所も、回数も、何をするのも、自分で選択できます。

これが、フリーランスの本当の楽しさなんじゃないかと思っています。

だから、一般的に言われている下記のような理由も、本当は「そういう働き方を選択したから」という結果だと思うんです。

  • 好きな時間に働くことができる
  • 休みを自由に取ることができる
  • 好きな場所で働くことができる

フリーランスとして働いていても、お客さんはもちろんいますし、そのお客さんとの契約次第では、「この時間は稼働してね」といった制限がつくことだってあります。

しかし、そんな制限が付くお仕事を受けるかどうか、それは自由に選択できます。嫌だったら断ってしまえるのが、フリーランスの強みであり、楽しいところかなと、私は思っています。

そうやって嫌な仕事を断ってばかりだと生活ができない可能性もあるのですが!

私は、自由に選択できるからこそ、働く時間や量と、そしてお金とのバランスを考えることが大事なのかなと思っていますよ。

一番むずかしいんですけどね!

会社員やアルバイトとの違い

今は、会社員やアルバイトであっても、自由な働き方ができる環境も整っています。

フレックスタイム制とか、在宅勤務とか、今はフリーランスと同じような働き方ができる会社さんも増えてきていまるよね。

もちろん、そういった会社に勤めて働くことでも、自由な働き方ができると思います。

では、こういった会社で働くこととフリーランスとの違いはというと、やっぱり「お給料」「組織としての動き」でしょうか。

お給料の違い

会社やアルバイトだと、毎月一定の金額しかもらえません。昇給などもありますが、毎月昇給!なんてことはちょっと難しいのが現実。

しかし、フリーランスであれば、頑張った分はすべて自分に、お給料として返ってきます。

まぁ、仕事が取れるかどうかというところで大きなハードルはありますが、毎月1万ずつ収入をアップさせたい!という希望も、叶えてしまえるのがフリーランスの面白いところですね!

組織としての動きの違い

これは、どちらかというと人間関係の問題に近いかもしれません。

会社で働く以上、上司がいたり部下がいたり、組織の一員として働かなければなりません。嫌いだからと避けることはできませんし、この上司嫌いだから依頼を受けない、なんてことはもっとできません。(別にやってもいいんですけど、立場は悪くなりそうです。)

また、上司や会社の仕事の方針が合わないと感じたとしても、何かしらの折り合いをつけて働かなければならないことがほとんどだと思います。

こういったしがらみがあまりないのが、フリーランスのいいところです。

この人苦手かも~と思った場合は、そのお仕事で関係を終わらせることもできますし、部下も上司も基本的にはいません。周りの方は、全員対等な人たちばかりです。

それに、仕事の方針を決めるのはすべて自分自身。合わないと思う働き方はやめればいいですし、変えてしまってもいいんです。

こういった、組織としてのしがらみがない、というのも、フリーランスの大きな特徴かもしれません。

フリーランスとして働くために必要なこと

フリーランスとして安定して楽しく働くために必要なこと

自由がたくさんあるフリーランスですが、実際フリーランスとして働いていくのは、決して簡単ではありません。今まで周りの方がやってくれていたことを、すべて1人で行わなければならないからです。

1人ですべて、なんていうと、いろんな知識がなければフリーランスになれないんだと思われそうですが、実は知識はあとからでも問題ないと思っています。

もちろん、知識や技術といったこともあるに越したことはないのですが、それよりもフリーランスとして働くうえで大切な力は、こんな力です。

健康であること

意外とみなさん見落としがちな気がするのですが、まずは健康であることが何よりも大事です。

会社員やアルバイトの方であれば、月給制や時給制なので、その時間就業できればお金はもらえます。それに、有給休暇ももらえるので、体調が悪いときはお休みもできますね。

しかし、フリーランスはそういった制度はありません。働かない=無給なのです。

それに、お仕事も、何かを完遂させなければ基本的に報酬はもらえないことがほとんどなので、とりあえず就業できればいい、というわけでもないんです。

こうなってくると、フリーランスとして安定して働くためには、健康であって、毎日元気に動くことができる体、というのが何よりも大切なんですね。

だからといって、まったく風邪を引かない人間である必要はありません!そんな人間、この世にいないでしょうし、風邪は引いたら治ります。

しかし、可能な限り健康であることは、意識しておきたいことですね。

自分で決める力

フリーランスで働くことになると、いろいろなことの決定権はすべて自分にあります。

この仕事を受けるか、どこで仕事をもらうか、この作業は自分で行うのか外注するのか、この日は休むか、いつから作業を開始するかなど……。

自分で決めなければならないことが山程あります。細かい作業ももちろんですが、仕事の方針といった大きな決定なんかもあります。

ツールやサービスにお金を払うかどうか、なんかもそうですね!

フリーランスで働いていくには、あらゆる物事について自分で決定できる力が必要になります。

誰かに意見を聞いてみたり相談することはできるかもしれませんが、最終的に決定するのは自分です。こういった決定する力や、その決断をする潔さのようなものが、ある程度必要かもしれません。

とはいえ、その決定が必ず正しくないといけない、ということもないので、失敗だってたくさんしますよ!そこは、安心してください。

決定したあとにそれを後悔しないことのほうが大事かもしれません。

行動できる力

ひとつ先に紹介した決定できる力とセットのようなイメージですが、行動力もかなり重要です。

フリーランスで働く場合、いろいろなことを実行するのは自分しかいません。決めることはできたけど、決めたことを実行しなければ、何も始まらないのです。

こんなことをしよう、こうやって仕事を取ってみよう!と思ったあとは、実際に行動することでそれは効果を発揮します。

やると決めたことを実際に実行できる力。行動力も、フリーランスにとってはとっても大事な力の一つです。

フリーランスに向いている人

向いている人のイメージ

では、フリーランスに必要なことを踏まえて、フリーランスとして働くのに向いていると思う人を考えてみました。

特にこの1年半で感じた、こんな人は向いていそう!と思う4つを紹介します。

これは、私が経験してみて、という個人的な意見になるので、これが正しいとは限りません、あくまで参考程度に見ていただけると嬉しいです!

自分で自分の生活習慣を整えられる人

自分の健康は自分で作るもの。自分の生活習慣をしっかり整えられる人は、フリーランスとして働いていても、安定した仕事ができるはずです。

また、生活習慣が整えられると、時間の管理なども上手くいくように思います。

フリーランスで働くとなると時間管理も自分でしなくてはならないので、自分の管理がしっかりできる人は、フリーランスとしても、無理なく働けるのではないでしょうか。

人に指示を出すのが苦手な人

これはちょっと意外かもしれませんが、人に指示を出すことが苦手だと感じる人も、もしかしたらフリーランスは向いているかもしれません。

ただし、ここで言う「人に指示を出すのが苦手」というのは、人に任せるのではなく自分で対処したほうが楽だと感じる場合のことです。

例えば、今は自分が忙しいタイミングで依頼された仕事を、他の手が空いてそうな誰かに依頼するのではなく、少し残業してでも自分でやってしまったほうが楽だ、と感じるような人、いませんか?

他の方を信頼していないわけではないのですが、なんだか人にお願いするのが億劫で、自分でやってしまう。

ちなみに、私がこのタイプでした。こういうタイプは、部下を持つとちょっと大変なんですよね……。

こんな人は、もしかしたら、フリーランスですべてを自分で対処する方が、仕事が効率よくできたり、気持ちよくできたりするかもしれません。

上司や部下といった関係性が苦手な人

上司や部下といった組織的な関係が苦手な人も、フリーランスとして動くほうが、効率よく動ける可能性があります。

先ほども少し出ましたが、部下に仕事を任せるのが苦手であったり、逆に上司に意見することが多くて揉め事を起こしてしまったり。

上下関係というものが苦手なタイプの人もいるのではないでしょうか?

フリーランスであれば、関わる人達は1つの事業者として対等な立場の人たちです。そこに上下関係というものは生まれません。

部下に任せず仕事を自分でしてしまうこともできますし、上司の顔色や機嫌を伺わず、提案したいことは自由に提案できます。

行動力がある人

フリーランスとして必要なこととしても話しましたが、やはり行動力がある人はフリーランスに向いていると思います。

会社のような組織だと、自分で決断しても、上の決定を待たなければならないなど、すぐに行動ができない場面もあります。

こういうときに、行動力がある人は、少しモヤモヤすることもあるのではないでしょうか?

フリーランスであれば、自分で決めたことは、すぐにでも自分で行動できます。誰かの反応や決定を待つ必要はありません。

決めたことはすぐに行動したい!という行動力がある人は、フリーランスとして働く方が向いている可能性があります。

フリーランスに向いていない人

向いていない人のイメージ

一方で、こんな人はフリーランスに向いていないかも、と感じることもあります。

1年半働くなかで、こういう人は辛いだろうな~と感じることがいくつもあったので、ここでは4つほど紹介したいと思います。

こちらも、あくまでも私の個人的な感想なので、これが正しいわけではありません。そして、それが悪いということでもありません。

これだと私は大変かもな~という程度の参考にしてもらえると嬉しいです。

生活習慣が乱れがちな人

仕事がお休みの日は、ついつい夜更かししてしまったり、朝寝坊してしまう、という人は、フリーランスで働くと生活習慣の管理がとっても大変です。

会社に通勤したり、決まったシフトで働いていると、自然とその時間に合わせて生活します。これは、仕事があるから生活習慣が整っている、とも言えます。

フリーランスになると、こういった決まった時間は存在しません。自分で決めるか、作り出すしかないのです。

そんな中で、一度崩れてしまった生活習慣を戻すのは、実は結構大変なんです。

実は、私も生活習慣は乱れがちでした。けど、これではいけない!と、半年ほどかけて生活習慣を整えましたよ!これがとっても大変でした……!

生活習慣を自力で整えるのが難しい人は、ある程度決まった時間で働ける、会社員やアルバイトといった働き方の方が向いているかもしれません。

タスクや作業をこなすことが得意な人

タスクや作業など、依頼されたことをコツコツこなすことが得意な人も、もしかしたらフリーランスとして働くと、少しばかり辛いタイミングがありそうです。

フリーランスができる仕事の中には、タスクのような作業系ももちろんありますが、その作業をするまでの過程が大変です。

営業活動のようなこともしますし、お客さんとの打ち合わせも参加します。作業を行う時間というのは、フリーランスの仕事の中で、僅かな時間なのです。

1日に多くのタスクや作業を、効率よくこなせる、という人の場合は、会社などでその力を発揮したほうが、負担なく仕事ができる可能性があります。

自分からアイデアを出すことが苦手な人

フリーランスの仕事で重要なことが、考えること、だと思っています。

どうやったら仕事を取れるか、どうやったらお客さんに喜んでもらえるか、どうやったらこの課題を解決できるのか。

フリーランスの仕事の大部分は、考えることです。だからこそ、アイデアを考えて提案することに苦手意識を持っている場合は、フリーランスでも仕事がなかなか上手く行かない可能性があります。

アイデアといっても、1つ出して終わりではなく、2つ、3つといろいろな可能性を考えるタイミングがあります。そんな時、アイデアが思い浮かばないと、そこで行き詰まってしまったり、辛くなってしまうかもしれません。

決断に時間がかかる人

何かを決断するとき、慎重に考えるという人は、もしかしたらフリーランスでは厳しいときがあるかもしれません。

もちろん、フリーランスだからといって慎重に考えていないというわけではないですが、ある程度思い切った決断ができないと、成果がでないタイミングもあります。

それに、何かを決めるときに必要な情報は、すべて自分で収集しなければなりません。誰に相談するか、どんな情報が必要か、そして何を基準に決めるのか。それはすべて自分で探します。

ここに時間をかけすぎてしまうと、大切な仕事のチャンスを逃してしまったり、収入が数ヶ月ない!なんて事態も考えられるのがフリーランスなのです。

決断する時に、慎重に時間をかけたい、という人は、フリーランスで仕事をするときには、少しばかり苦労してしまうかもしれません。

まとめ

フリーランスで働くということは、無数にある選択肢の中から、自由に選択できる権利を持っているということです。

いくら稼ぐのか、どのくらい働くのか、そして、何をして働くのか。それを自由に選べることが、フリーランスの本当の楽しさだと思っています。

しかし、選択肢が増えれば増えるほど、それを選択するときに必要なエネルギーも責任も、とっても大きくなります。簡単ではありません。

こういったエネルギーや責任を、辛いと思うのかどうか、それによって、フリーランスで働くことの向き、不向きが決まっているのかなと、私は思っています。

今、世の中にはたくさんの会社や仕事があって、働き方は自由に選べるようになりました。フリーランスも、そんな中の1つでしかありません。

どうせ働くのならば、負担がなく楽しく働けるのが1番です!

それが会社で働くことで得られるのならば、それもまた素敵なこと。そして、もしそれがフリーランスとして働くことならば、そのときはフリーランスの楽しさを味わってみてほしいです。

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